そまらば日誌

『身近に感じる伝統工芸』を目指して、絞り染めでものづくり!

2年目が来る。

 

ちょびっと気が早いけど、6月の半ばには『そまらば』を始めて2年目になる。

最初は右も左もわからないなりのジタバタ☆スタートだった。それが最近はちょっと落ち着いてきたように思う。絞り染めの技術的にも、ネットショップでビジネスをするということにも。

最初から完璧な状態でスタートをきることなんて難しい。途中途中で調整をかけながら現在に至る。

 

 

 

 

私はものを作ってる過程で通常とは変わった方法を試したがるような子だった。

基本を押さえないままそんな変わり種を試すもんだから完成は大抵思うようにいかない。大学卒業間近まで中途半端なものばっかり作っていたような気がする。

それがまぁいろいろとあった末に産地で絞り染め技法の基本を毎日繰り返してやることで安定してきた。基本の技術を身に付けることで頭で思ったものをアウトプットすることができるようになったのだ。

 

ようは反復練習。これがメンドイ。飽きる。長続きしない。

小学生が漢字ドリルで同じ文字を何回も何回も繰り返し書いていくようなもんだ。

もしくは野球の投手が何度も何度もボールを投げ込んで練習するようなもんだ。

どんな世界にも基礎・基本と言われる類のものには反復練習が必要なものが存在してるように思う。

最初はマグレで成功しても、2度目3度目と成功するには成功法則のような「こうやったら成功する」「こうやったら失敗する」を把握する必要がある。同じことを何度も何度も繰り返して練習する反復練習はその微細な変化に気づくとっかかりを与えてくれる気がする。

美術や芸術の分野では「感性が大切」なんて言われるがそれは最終的にはそうかもしれないけど、最初は技術だと思う。が、中学高校の授業で将来美術の道に進むかわからない(ほとんどは進まない)生徒に技術を教えたところでツマラナイだけの授業になるのであんな感じの雰囲気美術の授業になるのかなとも思ったり。

 

別に誰に頼まれたわけでもないが私は今でもものづくりをしている。

自分が飽き性で1つの物事を続けていくことが困難だと思いそれをコンプレックスにしていたとき、『作り続けていくこと』にすごく執着したことがあった。

前述のように別に誰に頼まれたわけでもないのに、「作り続けなければならないのです」と言っていた私がある先生に「べつに作らなくてもいいじゃん」と言われたのは驚きだった。

作ってもいいし作らなくてもいい。続けたければ続ければいいし、続けたくなくなったらやめればいい。

「~しなければならない」が出てきたとき、今でもたまに思い出して頭の中にいる先生が私に声をかける。「べつに~しなくってもいいじゃん?」と。

 

この先生に限らずものづくりをしていると面白い、楽しい人たちと出会う。

そんな人たちの一言や一挙手一投足に助けられている。まったくの一人ではものづくりを続けられていないと思う。購入してくれる方、マーケット関係の方、この記事を読んでいるそこのアナタ!・・・などなど、さまざまな方があっての『そまらば』です。

いつもありがとう。そーしーてー 今後ともよろしく!

 

ということで新作ですよ~~(←ここ重要)

 

 

 

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手ぬぐい生地でつくるストォォォル!!!

 

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かるく巻いておくなら手ぬぐいでもオッケーよ!

春のお散歩にお気に入りの1枚をお供させてやってくださいな。

 

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