そまらば日誌

『身近に感じる伝統工芸』を目指して、絞り染めでものづくり!

絞り染めのコツ~水の力を使いましょう編~

 

世の中にはプロとアマがある。

 

その違いは何か?

お金をもらってナニカをしてるかっていうのが1つの境目であるとは思う。

 

んが、お金をもらうためには例えばみとの場合は商品を作るわけですが、その商品、「たまたま上手く出来ちゃった☆売りに出してみよ・・・あ、売れた☆やった☆」って、まあそれがいつもたまたま商品上手く出来ちゃったらいいんだけど、上手くいかせる(←意志を込めて)ためにはある程度の『こうやったらこうなるよね』を把握しておく必要があるのです。

 

つまりプロはちょっとしたコツをおさえている。

それは案外、教本とかには書かれてなかったりするような些細なことではあるが、知ってるのと知ってないのとでは時に違いが出る。

 

・・ん?それってひょっとしてどんな世界でもおんなじだったりするのでは?

 

 

んで、ソファで寝っころがっている私に上記のようなタイトルが浮かんできたわけで、こうやってぺちぺち文字を打ってる次第でございます。

プロっていっても「プロ(笑)?風呂の間違いですか?」ってみとではありますが、キミタチが万が一、そう万が一夏に「そうだ、真っ白のTシャツを染めてみよう!」なんてキラキラした目で思い立ったときに役立つんじゃねーの?ってことでほんとチョットしたことだけど書きます絞り染めのコツ。

 

簡単に言えば水の力を借りましょう。

 

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こんな感じのもようを作ろうとオモイマス。絞ります。

うちでは『まだら絞り』と呼んでるわけですが、アメリカンな呼び方をすれば『クラッシュ』とも言う。

ようは布をくしゃくしゃ~っとして糸で絞って染めるわけですが、いい感じにまだら~~にするコツをお教えいたします。

 

 

 

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冒頭にデカ文字で書いたように水の力を使うのがもうなんていうか、実は絞り染めのキモというかコツというか、大切なところです。

 

ってことで出ました霧吹き!!まだら~なもようにしたいのは右半分なのでシュッシュしていきます。シュッシュ。じゅうたんのほうがシットリしてんじゃねーのってくらいシュッシュ。

 

 

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シワをよせていきます。

お好みで細かくシワシワさせるもよし、大胆に広い面積のシワを残すもよし。

 

 

 

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できた。

 

そんで、このシワシワになってるほうを外側になるように手で持ち上げて丸く絞りまするとこのように・・

 

 

 

 

 

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糸をかけるときの強さですが、キツく絞ると中に染料が染み込みづらいのでコントラストの強い感じになり、ゆるいと絞った意味ないんじゃねーのって感じでほぼ染まっちまいます。

これは絞った強さと、あと染める時間によっても結果が変わってくると思うので試して体感☆

 

それと、染めるときには湯通しをしっかりしておくとよく染まる。ここで水☆パワー炸裂。

 

水に絞ったブツを入れて一度沸騰させて1時間くらいしっかり浸けておくといい。

染める前にもう1回温めてアツアツにしておくとよく防染できる。

 

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染料は家庭用染料のダイロンとかシンプリコールでやるとお手軽である。

うちで使ってるスレンはシッカリ染まるけど、助剤で苛性ソーダ液を使ったりするので事前知識がないと少々キケンである。・・とはいえ、染料会社がアフィリエイトに進出するような日が来たらせっせと使い方を書くかもしんない(ぉぃ)。

 

ダイロンについては以前、みとが教育実習でダイロンの缶タイプ(今は袋タイプになってると思う)の紺色で染め実習したときはけっこー濃い色に染まっていたよ。

塩で色止めするのでお手軽である。

 

 

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本日のまとめ

自然のチカラをうまく利用しましょう。

 

 

そんじゃおやしゅみ~~。