そまらば日誌

『身近に感じる伝統工芸』を目指して、絞り染めでものづくり!

育てる人。

 

子どもが走って転ぶ前に「走ると転んで危ないよ」とあらかじめいう人はいるかもしれないけれど、転んだ後に「もう、しょうがないんだから。大丈夫?」と手をさしのべてくれる人はどのくらいいるだろうか。

 

 

なんつーのか、例えば私がやってる染色の世界なんてほぼほぼ1発勝負の世界にいるのでいっつもかっつも「もーパーペキ☆俺最高!!」な出来とは限らないわけである。ときには「う~ん・・・?」って感じの日もある。まあ、染色に限ったことでもないか。

 

初めはけっこー落ち込んだりしていたのだが(そして人になぐさめてほしがっていたのだが)、やってるうちに最初っから自分の思うとおりにいかなかったとしても「次!!」と思えるようになってきた。今だ軟弱な精神ではあるけれど、少しずつ自力で立ち上がれるようになってきたのではないかなーっと思う。

 

冒頭に戻って、たった1回、走って転んでケガをしたからってそれですぐ死ぬわけでもないし、まあ突然天変地異でも起こらない限りは2回目がある。

ナニカをやる前に知識を詰め込みリスクを避けようとする一方で、「失敗できない」と思うと前進しようとしていた足が震え、できるものもできなくなってしまいそうだ。

 

 

もしあなたが転んだ後に「もう、しょうがないんだから。大丈夫?」と言ってくれる人はそばにいるだろうか。

 

そんな人がいたのならば、それはあなたを育ててくれる人なのかもしれない。

案外そういう人はすくないのかもしれない。

 

大事にされたしww

これは庭の野菜の水やりをしながら庭の主りょこーちゅ~の教師だったハハと野菜たちを眺めた結果書かれた文章である。