もう逃げられない。
映画がお好きであれば同じ映画でも「2回3回お茶の子さいさい!」って人もいるだろうが、え~、みとは同じ映画を見るってそんなにない人間なんですね。あんま長時間座りっぱもしくは集中しっぱってできねーんです。
・・失礼、面白いので2回目も見にいった次第でございます。
ここからはアレです、ベラベラ書いていくので必然的にネタバレになっちまいます。
なんでここからは続きをドウゾ。
↑本来はこいつらの仲良しっぷりを見に行く予定だった。が・・・
きのうの夜のレイトショーで2回目を見てきたズートピア。
映画を見に行ったあとは一人で粛々と考察サイトを見てまわるんですが、けっこ~アメリカ社会の人種差別的なことに言及してる内容が多いのかな~って印象だったんですが、「あー、大きいテーマとしてはそうなのかもしれんな~」って感じでみとはそこまでは思わなかったわけです。
どっちかっつーと、なんかもっとザックリした感じで『人は見た目によらない(部分もある)んだぜ』ってメッセージをビシバシ感じておりました。
最後の「フラーッシュフラッシュ!ダッシュでいこうぜ!」とか見てるとねw
ズートピアがよかったので以前観た『ベイマックス』や、ニックと似たイメージを持つらしいライダーが出る『ラプンツェル』もDVDで観てみたわけだけど、最近のディズニーは脱ディズニーしようとしてるのかな?
たぶんディズニーの世界観のテーマはいかにして夢を語るかのような気がするのですが、シンデレラやらの2Dアニメーションの時代に正面から夢を語っていたのを今となってはまるであざ笑うかのように、観客の背後からふいに立ち上らせてくるから面白い。
っていうのは最初に主要キャラの死をイメージさせるようなものを提示して「おいおいおい?!」というスタートを切ったり、自社旧作のパロディを新作に埋め込んきたりとわりとやりたい放題である。
・・・のわりに、さすがディズニーというのは物語がキレーにおさまるところにおさまってハッピーエンド、と相成ることにある。安心安全高品質。
ズートピアのいいところは、2人の警察官、兎のジュディと狐のニックが行動を共にした結果、過去のトラウマを払拭し合い、いい形へと上書きして乗り越える、ということにあると思う。これを表現する手口?が実にあざやかでキレイなんだな。
技術的なことで言えばたぶん、反復と対比がきわ立った作品です。
逆に手法的なものが年齢的には大人の私から見ると目立っちゃって、「子どもから見ても楽しいのかなー?」と思ったりもするのですが、1回目一緒に見に行った彼氏曰く「子どもは子どもで見る視点がちがっておもしろく見えるんじゃない?ジュディかわい~とか」と言ってました。たしかにモフモフがたくさん出てくるので可愛いのが好きな人はそれだけでもキュンキュンかもしれん。
↑30代のおにーさんが「これ歌ってんのシャキーラやんけ!?」と言ってた主題歌。
あっしは日本語よりこっちのがしゅき。
まあそんなこんなでおすすめである。
今までのディズニーから脱ディズニーしようとしているさまは、まるでアメリカが脱アメリカしようとしてるさまとかぶるところがあるかもしれない?
既存のやり方では無理があることに気づき始めたってことなんかな・・・。大統領選挙はどうなることでしょう。
最後に。
フラーッシュフラッシュ!ダッシュでいこうぜww